ユーロスペースにて「空中庭園」「サヨナラCOLOR」を観ました。客層がいかにもユーロって感じで、サブカルっ子であふれていました。どっちもけっこう混んでた。
空中庭園は本がとても好きで。ええと、はたからみたら幸せそうに見える一家にもそれぞれ秘密があって、でも家族としてやってくためには役を演じなくてはいけなくて、それがどんどん崩れてくっていう。どうしても本と比べてしまって、豊田監督作品は初めて観たんだけども正直苦手でした。ところどころグロくて目を閉じてしまった・・、もっと淡々としてるのかと思ってた。期待してただけに残念。でも映画って好みの問題だから、好きな人は好きなんでしょうね。
サヨナラCOLOR竹中直人さんらしい映画だと思った。「連弾」も好きなので、とても好みでした。ええと、竹中さんが医者をしている病院に高校生の頃好きだった同級生の原田知世さんが子宮ガンで入院してきて、竹中さんも体調悪いんだけど、原田さんを助けようとがんばるっていう(あいかわらず説明へた・・)。高校の先生の真似をして、「佐々木正平!(出欠確認)」「ソ(音階の)」「返事は”はい”だろ!」っていうシーンが可笑しかった、その発想がとても竹中さんぽくて。映画の終わり方がとてもすてきで、ハナレグミの歌もよくて、エンドロールで泣きそうだった。あといろんなミュージシャンがちょこちょこ出てて、さりげなく豪華でした。