ゴダールさんのアワーミュージックをシャンテ・シネで。リニューアルしてからはじめて行った。映画は難しかった、ところどころ理解できず自分の頭の悪さにうんざり。そしてフランス語の響きにうっとりして言葉が意味を持たない「音」に聴こえてきて、字幕を読むのを忘れることしばしば(フランス語の映画ではいつもそう)。私は今作品が初ゴダールでしたが、雰囲気はとても好きだったので、いろいろとDVDで観てみようと思いました。ちなみに、字幕監修で名前が出ていた山田宏一さんの講義を去年受講していました。文学部の授業で、映画の歴史を映像を交えて解説するという。黒板に向かってひたすら話し続けるその姿に、やはり先生ではなくて学者なんだなあという印象を持ったけど、授業後に質問したら次の週に調べてきてくださって、とても優しい方でした。
コープスブライド丸の内ピカデリーにて。これ、CGって言ってもわからないんじゃないかな、人形の質感が人形じゃないみたいなんだもん。ニック・パークさんのストップモーションとはまた雰囲気が違いますよね。話はミュージカルっぽくなっていて、ストーリーのところどころで歌が入るのですが、音楽はチャーリー〜と同じダニー・エルフマンで、すばらしかった。話は短いけど、展開が速くて飽きることなく、かといってうまくまとまっていて。最後のほうでエミリーのセリフに泣いた。どうでもいいけど私はジョニー・デップの"ha!"っていう静かな笑い声がとても好きです。