カーテンコールをシネスイッチにて。
予想はずれというか、思ってたのと全然違った。以下ネタバレします。昭和40年代に映画館で幕間に歌を歌ったり物まねをしたりする安川っていう芸人さん(藤井隆)がいて、現代にその映画館に行って安川さんの取材をしようとするタウン誌の編集者(伊藤歩)がいて、でも安川さんは今どこにいるかわからなくって、奔走する伊藤歩。で、安川さんの家族が見つかって、そこからいろんな人の協力によって最終的には安川さんもみつかるわけですが。びっくりしたことに安川さんは在日朝鮮人だったっていう。途中から「在日」を強調した展開になっていて、それで醒めた。宣伝には全然書かれてなかったので、やられたわーと思いました。在日が嫌とかそんなことじゃなくて、いちいちあざとい感じがしてしまって。
ヘイフラワーとキルトシューをシネ・リーブル池袋にて。
舞台はフィンランドで、家族の話。わがままでいたずらし放題の妹キルトシューとその面倒を見るのに疲れてキレるお姉ちゃんヘイフラワー。内容どうこうってことじゃなくって、夏の北欧ってすばらしい。衣装や家の内装がとんでもなくかわいいんですね。劇場ロビーには姉妹の衣装が飾ってありました。
ミリオンズをシネマライズにて。ライズはミニシアターの中で一番好きです。
これは今年一番でした。こんな映画が観たかったんだよ!と思いました。ダミアン(デミアンて感じですよね実際)という少年が外で遊んでいたら空からたくさんのお金(ポンド)が入ったバッグが降ってきて、それを信仰心が強いダミアンは神さまからの贈り物だって思って、家に持ってかえってお兄ちゃんと使い道を考えて。ポンドがもうすぐユーロに切り替わっちゃうから早く使い切らなきゃいけなくて、でも実はそのお金は泥棒が盗んだお金だったから大変なことになっていくっていう。ストーリーもだけど、演出が好みでした。文章ではかけないけど、CGの使われ方がすばらしかった。衣装や全体の色彩もおしゃれで。あと、イギリス英語っていうのもまた好みですね、スノッブっていう人もいるけど、あの抑揚のある感じが私は好きです。いい映画観ました。