やきもち焼きの土器つくり

やきもち焼きの土器つくり

レポートのためにこういう方向の本を読んでいます。レヴィ=ストロースはおもしろかった。この本を出したの75歳って、すごい。
ナラタージュ

ナラタージュ

そんな生活に疲れて小説に逃避。図書館に運良くあったので迷わず借りた。島本さんは1983年生まれで、同い年だし立教の文学部ということで勝手に親しみを感じていたのですが、物語に出てくる大学生の会話や生活の感じにいちいち共感しました。わかるわかる、っていいたくなる。同年代の作家っていいなあ(でも金原さんは苦手なんです)。レポート書かなきゃいけないのに、深夜に一気読み。
内容は、大学生になった主人公が、高校生のときの部活(演劇部)の顧問の先生に頼まれて母校の演劇部に協力して、そこで再会した昔の友達との人間関係と、かつて、というか今も好きな顧問の先生に対する思いとかそういう。・・またもや説明がうまくできてないですが、まあ少女漫画的といえばそれまでかもしれないけど、でも島本さん、言葉の選び方がすてきだから全然安っぽくない。着地のしかたもすてきでした。
私は先生を好きになったりしないけど、物語の中のある部分で過去の出来事が思い出されて(どんな本でもそういう部分は多少ありますよね)、思わず泣いてしまいました。久しぶりにだらだらと泣きながら本を読みました。